準備に9か月。入試が1日。採点1日。そして本日は合否決定の会議が朝から3本。管理職やら理事会やら、偉い方々の前で長々と合否ライン決定の説明。そして偉い方々の意向を汲みつつ説明を修正。更に夕方から職員会議で提案。それが済むと合格発表やら入学手続書類発送の事務作業。ふうぅ。
決定から書類の発送まで18時間。まあまあのハードスケジュール。例年事務作業は深夜まで及ぶのが当たり前。だから入試の仕事は人気がない。誰も希望しない。運の悪い若手や新人の仕事、とされている。
ところが、事前の準備が功を奏して今年は18時に終了。こんな単純で簡単で、ミスがないように確認だけしっかりすればよい仕事に、この学校は何十年と無駄な時間を費やしてきたんだよ。ああもったいない。
「金よりも時間」なのだ、というのが歳を取った今の実感。いやいや、本音を言えば「金も時間も」なんだよ。でも、金欲しさが故に労働の奴隷になるのはまっぴらごめんなのだ。なにせこちらは、自由な時間が欲しくてこの職業を選択したのだし、自由な時間を求めてこの学校に転属したわけなのだから。
まあ、簡単に言えば「死ぬまで好き勝手に生きたい」のですよ。
そういうわけで、委員長が準備した夕食のお弁当は持って帰ってもらうことになった。学校で夕食を出してもらうほど遅くまで働くのは、もうこれっきり廃止してやろう。そのための委員長就任だったのだし。
ところで、このお弁当を注文するために、先日妻と二人で居酒屋に入った。珍しいことだ。何年ぶりだろう。家からほど近い水戸の歓楽街。賑わいは全くない。生まれ育ったこの地方都市もいよいよ終焉だなと思いつつ、寂しいネオンが輝く横丁の店に入った。

なかなかの酒肴、青森の酒、そして伴侶(?)。いい時間だ。子どもが生まれて以来、二人きりのこんな「生きた」時間はなかったかもしれない。


妻は呑まないので絶好の運転手。そして筋金入りの嫌煙者なので、店が混み合う頃には退散。刺身が食べたいというので、人気の寿司屋を覗いてみると満席だった。客は居る所にはちゃんと居るのね。じゃあもうラーメンしかないわ。

今週末にも2本入試が控えているけれど、まあもう慣れてきたので、粛々と進めるだけだ。
